2011/08/15

Arizと向き合う

Ariz(アライズ)は去年6月にkick offして以来、現在Jicooの人気パーティとして成長してきました。

Jicoo the floating bar (ジクー・ザ・フローティング・バー)は
http://www.jicoofloatingbar.com/

Ariz kick off 前から何度かDJをやらせてもらってたフィールドだったけど
(何気にJicooで初めてDNBを流したのが僕だったというのは名誉なことです。笑)
まさか自分がオーガナイズするパーティーでやらせてもらえるとは思ってませんでしたねー。

これは当初Arizを支えてくれたharaguchicさんが元々のJicooでのパーティー実績や
JicooのBooking Managerの鈴木潤さんの絶大な信頼があったから出来たに他ならない話です。

僕と潤さんの仲はそれより前のTokyo Living Cruiseでのパーティーオーガナイズをやってみないか
と言うところから始まって、それから色々とお世話になりっぱなしなお方です。
Tokyo Living Cruise:http://www.tokyolivingcruise.com/

haraguchicさんと潤さんとの出会いは僕のDJ Lifeの中では必要不可欠な存在で
このお二方と出会ってなかったら今僕がこうやってDJしてる事は有り得なかったでしょう。

もちろんこのお二方を繋げてくれた人があってのことですが
人生どの出会いがどう転ぶか予測不可能だっていう事は常に強く感じています。
元々Drum&BassのDJの知り合いなんて一切いなかったところからスタートしてますからね。笑


そんなお二方の後押しでスタートしたArizは
実は「Jicooはkick off パーティーだけ」という話の中で始まったパーティーでした。

実際Arizのパーティー会場は
Jicoo→Happy Go Lucky(逗子の海の家)→microcosmos→soft

等々、場所を転々としていってました。
最終的に、パーティーコンセプトにフィットした場所としてJicooに戻ってきました。

目標に掲げている事は
『誰にでも楽しめるクラブカルチャーへの入り口』

僕自身はクラブで遊ぶようになって彼此10年くらいたちますが
その間、元々周りにクラブ好きな人が殆どいなかったし
特にクラブで一緒に遊ぶようなネットワークも全く持ってなかった。

更にクラブに遊びに行ってた友達も社会人になって
クラブに一緒に遊びに行く友達もいなくなってシーンから少し離れた時代もありました。
(実はTCY OFFのコンセプトは、この経験から学んだ部分が活きてます。)

そんな中、あるきっかけでDJを目指す事になったんですが
元々クラブで遊ぶ友達がいないヤツが、クラブでプレーするって言って
遊びに来る人がいるわけがないのは想像が出来てたので
どうやったらクラブに友達を呼べるかと言う事はDJを始めた時から常に自分の課題にしてます。

この課題は今も全く変わらずなんですけどね。

で、この課題に対する答えを探すために立ち上げたのが『Ariz』でした。

さっき書いたけど
『誰にでも楽しめるクラブカルチャーへの入り口』
と言うのは、『如何にクラブへ行かない人たちを巻き込むか
と言う、非常に難しいコンセプトだったりするわけです。


人がクラブに行く理由って割と限られてると思うんですが

・純粋に音楽が大好き
・友人のDJが出てるから
・男女の出会い(ナンパ目的)
・良いロケーション(非現実的な空間)
・酔っ払ったノリ
etc...

この中で、クラブ未経験者が足を運ぼうと思える要素って

・良いロケーション

まあ、友人のDJが出てるからという要素でも来てくれたりしますが
ご祝儀的な要素が強いので一度行って懲りてしまえば二度と来ない可能性は高い。

しかし、ロケーションが良いだけではまだ弱い。
クラブ行かない人が感じるハードルはクラブでオール出来るかどうか。

と言うわけで、更にハードルを下げるとどうなるか。

・その場所へ行くだけでも価値を感じられる
・終電前には帰れる

ただクラブカルチャーを育てる者として絶対に譲れないものは

・DJの質
・音の質
・パーティー感

Jicooはこの条件を満たしてくれる、これ以上にない場所だったと思います。

それにBookingも本気で取り組んできて
JohnさんことTakeru John Otoguro(TJO)がJicooでのパーティーは毎回出演してくれてます。

Johnさんは日本でもTOPクラスに入るDJだと思います。
その彼がArizを見放さないというのはパーティーとして成立しているからだと確信しています。


こういう背景がある中でkick offしたArizは、いきなりJicooの定員Maxでスタートしました。

多分半分以上がクラブで遊ばないような人たち。
でもみんなDJの音で踊って、楽しんでいってくれたのは分かりましたね。

http://www.flickr.com/photos/27289708@N04/sets/72157624300568382/show/



僕のやってる事はガチでクラブでオーガナイズをしてる人から見れば生ぬるいかもしれないけど

こうやってクラブに行かない人たちをDJで踊らせる事の意味は大きいと思っています。


最初はロケーション目的で来ていたとしても、その人が本当の音の楽しさに気が付いて

クラブに行ってみたい!

って思ってもらえた、
その瞬間の僕のやってる事の意味っていうのは絶対に無駄ではないはずです。




p.s.

先日の一周年から次回のPartyが9/17(sat)に開催決定しました!
パーティー実績を認められ、3.5h→4.5hのクルーズが可能となりました。
値段も通常通り2.500円となります。
DJs:Takeru John Otoguro, DJ shin5, ともや, YAMATO, DJ masa
予約受付開始は8/17からとなります。

※当初予定していたKid君は都合が悪くなったためキャンセルです。
 次の機会にまたお願いします。



ArizをJicooのパーティーに留めてしまうのは勿体無いというお言葉を
有力オーガナイザーの方々から結構いただいたりしています。

確かにオールナイトのクラブイベントとしてやっていけるパーティーに成長した気もします。
しかし、僕はこのパーティーを通して伝えていきたい事は

『誰にでも楽しめるクラブカルチャーへの入り口』

これを別の形で表現できる新しいモノが出てくるまで、暫くJicooにお世話になる予定です。

よろしくお願いいたします!

DJ masa

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